なぜ中学1・2年生が国数英の3教科からなのか?
Q.国語って必要??
数学(算数)・英語の時間の「先生!この問題の意味が分かりません!」は国語です!!
花咲スクールの国語(日本語)は一般に言われる「普通の国語」とは異なり、アプローチ方法を出来るだけ集約し、頭の動かし方、根拠を明確にして「体系的に学ぶ一つの学問」として学習を進めます。
本当の国語(日本語)を習得出来れば他の教科も上がります。他教科は全て言語で表され、日本であれば日本語の集合体、海外であればその国・地域の言語の集合体です。生まれつきバイリンガル以上でなければ全世界共通で先ずは母語で考えます。すなわち言語能力=他教科の理解力です。数学の論理的思考と空間把握能力、事実を並べ検証する能力は国語と密接に関係します。
大抵の場合、塾でも学校でもその文章、その問題にしか通用しない、一人でも家でも出来る内容を繋がりなくブツ切りに行われるのが国語であり、大人から見れば「答えはそこに書いてあるじゃない、なぜ見えないの?」となりわざわざ塾で行うものではないとお考えになると思います。しかし、我々は無駄なものは一切提供しません。
大人がすぐに見付けられて子どもがすぐに見付けられないことにはきちんと理由があります。また、声を大にしてお伝えしたいのですが、【答えがそっくり本文に書いてあるスタイルの入試は近年減っています。】ぜひ入試問題に目を通してみてください。大人でもなかなか難しいと感じるその問題が合否の分かれ目となり、読解力の分かれ目になるのです。2021年4月からの教育改革は日本語力ありきで形作られていることも付け加えさせていただきます。
大人になるにつれ、文字に触れる機会は増えますので、①そもそも成長により文字慣れしていること、②今ほど情報機器が発達しておらず想像力、空間・心情把握能力を培う場面が多々あったこと、③画一的な指導の下、空気を読む、相手の気持ちを読むことが最重要視されていたことが、現在の生徒・児童との違いです。
現在の子ども達は様々なメディア、特に動画配信サイトに代表されるメディアに触れる機会が多いこと、それは一個人が自身の答えを明確に打ち出すスタイルであり、視聴者・読者が答えを想像(創造)する余地がないこと、このように様々な要因が重なり大人が考える内容と子ども達が考える内容にギャップが生まれているのです。
さて、確実に頭の動かし方を学習した生徒とそうでない生徒を比べますと、後者は中学3年生の10月で頭打ちになります。後者つまり真の国語に触れたことがない、もしくは自然に理解力を身に付けた生徒は会場テストベースでおおよそ70~75点が限界点となります。前者は最低ラインがおおよそ70~75点となり、得意科目に出来ます。出来る子の話でしょ?とお思いかもしれませんが、そうではありません。事実、実際の実力テストの結果で30点の生徒が69点までアップしています。出来る出来ないではなく、良い指導者・コーチに巡り合えるか、運もなかなか重要ということですね…。
当スクールでは毎年、中学校で行われる実力テスト(校長会テスト)においてしっかり実績を出しています。近隣中学校では当スクールの生徒が国語1位です。当スクールにしか出来ない内容を行っており他の追随は不可能だからです。すると他教科、特に数学や理科の思考系の問題で得点出来るようになり総合で当スクールの生徒が上位を独占することになります。まして英語など単語さえ分かれば国語(日本語)ですから敢えてここにお書きするまでもありません。
学習指針についてですが、先ずは、文字数に慣れていただきます。中学1年生、中学2年生の間は学校の内容をベースとして頭の動かし方を学んでいきます。中学1・2年生のうちから入試コースを用意している塾もありますが、当スクールでは行いません。ですが、講習会では会場テストや入試問題に触れ、慣れの機会をつくります。根拠は確実にありまして、無駄をなくすということです。自我の芽生えの時期に入試対策を行っても覚えていることは出来ません。自我の芽生えの時期は量を増やし、自我が芽生えた中学3年生では量の面はもちろん、質を中心として技術を高めていきます。幼児期の読み聞かせがその後の成長に非常に重要なのはご存知の通りです。その中学生バージョンを中学1・2年生で行い、中学3年生で飛躍します。日進月歩、ローマは一日にして成らず、です。
<では何を行うのか>
思考の機会の増加
「目の動かし方」の確認
理解する力を培うための発問
問を考える力を1ステップごとヒントを交え育成
推測する力を授業の流れの中で育成
事実を捉える力の育成
自分の考えをまとめる力の育成
事実と自分の考えを統合する力の育成
言語化する力の育成
以上を最近そこそこ業界内で有名になってきた当スクール代表が行います。